asumi 10 完成一歩手前の最終調整 写真を撮ります

2020.08.03 Monday 05:38
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     リメイク中の球体関節人形 asumi いよいよ完成に近づいた。ボディとヘッドをテンションゴムでつなげ、まずは立たせてみる。ちゃんと自立するし、関節の具合も問題ない。

     ここで再び写真をたくさん撮ります。

     

     

     

     人間を含めた動物の視覚ってものすごく優れていて、何万という個体のなかから特定の個人を見分け、しかもその感情的なものまである程度理解できるような能力を持っている。

     ただ一方で主観に左右されやすいという欠点もある。出来上がったばかりで嬉しい気持ちになっていると、ついつい制作物の欠点を見落とすことになる。だから客観的に作品を見るために撮影をします。

     

     

     

     正面からは問題がないのですが、ご覧の通り少し斜めから見るとグラスアイの瞳孔がぼやけてきて、更に正面から外れると瞳孔自体が見えなくなる。このグラスアイを交換すればもっと良くなるに違いありません。あと口元はもう少ししまった感じの方が良いかもしれない。

     

     

     

     そして交換・修正します。(上の画像)

     こんな感じでまた少しずつ完成度を高めてゆきます。この最後の調整って、どこをどうするって方程式があるわけでなく、99%感覚の問題だろうと思う。だからこちらの見る目が変われば、理想的な人形の姿も変わってくるわけで、ここは考えようによってはエンドレス。だから現時点でのベストを見つけたところで完成となります。

     

     

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    asumi 9 アイとウイッグを選ぶ ドールヘッドのメイク PCでシミュレーション

    2020.07.31 Friday 10:39
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       ここのところ怒涛の勢いでオリジナル球体関節人形のリメイクがすすんでいる。

       これなら忙しいお盆になっても、なんとか個展に間に合いそうです。

       

       

       今回はドールヘッドのお話です。ボディと並行して作業を進め、こんなところまで出来上がっている。メイクはまだしておらず、眉毛と唇に必要最小限の色を入れているだけです。

       

       

       

       この段階でウイッグやアイを選びます。基本的にはウイッグは普通に市販されている2000円台のもの、アイはヤフオクあたりで仕入れた400円〜800円ぐらいのものです。これらをある程度の数をそろえておいてその中から選ぶようにしています。数千円するようなアイもあるけど、上質だからといって必ずお人形にぴったりということでもないです。自分はたくさんある安いもののなかから選ぶ方が結果は良いように思います。

       ここまで単調な作業が続いていたので、この完成一歩手前のこの段階が人形作りでいちばん楽しいところかも。

       

       

       

       そして何十という組み合わせのなかから選んだのはこの組み合わせです。黒髪にライトグレーのグラスアイ、何か久しぶりに日本的な女の子にしてみたくなった。

       ただこの組み合わせに眉毛のブラウンはちょっと似合わない。

       

       

       

       早速眉毛をダークグレーで上書きして、その画像をPCに取り込みます。

       ここでGIMP(フリーの画像処理ソフト)を起動し、この後の作業をシミュレーションします。つまりPC上で修正やメイクを試してみるってことです。

       

       

       上唇が少し薄いので厚みを増し、左右の眉毛の傾きの違いを修正したうえで、全体をやや太くする。


       

       口元の引き締まった感じを出すために両脇に影を入れた。

       メイクとしては薄いブラウン系のアイシャドウ、頬にピンク、上瞼のアイラインの強調、そんなところを基本として、全体のコントラストを上げています。

       こういうシミュレーションをしておけば、実際の作業でも何度もやり直すことなく、効率的なメイクできます。

       これって人間でもできると思うのですが、誰かやっている人いるのかな?

       

       

       

       シミュレーションに従ってフェイスの修正とメイクをすすめます。眉毛や唇はMr.カラーで、それ以外は人間用のメイク道具を使って行います。

       一回で着色できるチークやシャドウはほんの僅かなので、少し色がのったらつや消しクリアーを吹いて色を固定し、更にチークやシャドウをのせてゆくという感じです。

       

       

       

       あとは上睫毛をとりつけ、ウイッグの前髪を整えたらとりあえずの完成です。

       けっこうお人形に濃いめのメイクをしている人もいるけど、自分はメイクしているのが分からないぐらいのナチュラルさが好きです。こんな娘どこかに居そうな気がする、そう思えるようなお人形がやっぱりいいな。

       

       

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      asumi 8 ペイントとコーティング 透明層をつくる

      2020.07.30 Thursday 14:08
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         延々とリメイクを続けていた15年前のオリジナル球体関節人形ですが、5ヶ月かけてやっと完成が見えてきた。ほぼ新しいお人形を作るのと同じぐらいの手間がかかるというのもあるけど、それより1/3スケールのジオラマづくりに時間を割いていたことのほうが理由としては大きいかも。ジオラマの方が一段落して、ここにきてスピードが上がってきた。

         

         

         前回は下地が出来上がるところまでレポートしましたが、今回はペイントとコーティングの工程です。

         

         

         

        1 Mr.カラーのNo.111キャラクターフレッシュと同じ色合いに調合したリキテックスを全体に塗りあげる。

        2 これにブラウンを混ぜたものを陰になる部分に塗り、パール粉を混ぜたものを明るい部分に塗り分ける。

         

         といっても、見てわかるぐらいにしちゃうとおかしいので、ブラウンもパール紛も混ぜる量はほんの僅かです。これで立体感のようなものを出します。

         

        3 乾いたところで全体にアサヒペンの高耐久スプレーつや消しクリアーを吹き付けます。(上の画像)

        4 球体関節部分にMr.カラーのクリアーレッド+オレンジを吹き付けて赤みをつけます。

        5 関節部分だけに高耐久スプレーを塗り重ねて、関節が適度な遊びとなったところで関節部分の塗装は完了です。

         

         関節部分にこれ以上吹き付けると、関節が動かなくなっちゃう!

         お分かりかと思いますが高耐久スプレーは透明な保護層をつくるために使っています。ちなみにつや消しクリアーというネーミングですが、実際には半つや消しぐらいで、けっこうぴかぴかしてます。

         

         

         

        6 Mr.カラーのクリアーブルーをできる限り薄くして、わざとムラになるように(第二次世界大戦中のドイツ軍の夜間戦闘機迷彩みたいな感じ・・・と言っても分かるかな?)吹き付けます。

         

         人間の肌は基本的には彩度の低いオレンジからピンクの色合いです。この補色となるブルーを最初に塗ると、色合いが複雑になって厚みのようなものが出てきます。絵画の世界では昔からある技法です。ちょうど静脈の流れのようなものが表現できたりもします。

         

        7 高耐久スプレーを再び吹き付けます。

        8 今度はMr.カラーのクリアーレッド+オレンジを唇やその他赤みをおびた部分に吹き付けます。またわざとムラになるように吹き付けて動脈のような表現をつけます。

        9 高耐久スプレーを何度となく吹き付ける。今回は多分10回ぐらい、スプレーが2本空になりました。(上の画像)

         

         こういう工夫をすると、単純に着色した場合に比べて、肌の透明感や肌の色の深みのようなものが出てきます。

         基本的にはこの状態からスポンジやすりで磨きを入れて、最後にMr.カラーのつや消しクリアーを吹き付ければ終わりで良いと思いますが、ここから先もう一工夫です。

         

         

         

        10 全体にスポンジやすり(中目)で磨きを入れます。

        11 2液混合タイプのウレタンクリアーを吹き付けます。(上の画像)

         

         吹き付けるとこれ以上ない光沢、しかも車の塗装に使われるほどだから耐久性も高いです。ラッカーにも強いのでこの後のメイクを失敗しても、短時間なら問題なく薄め液でふき取れる。

         

        12 全体にスポンジやすり(細目)で磨きを入れます。

         

         これをしないと上に塗った塗料がすぐ落ちる。

         

        13 全体にMr.カラーのつや消しクリアーを吹き付ける。

         

         

        14 つやのある部分(爪など)にクリアーを塗ります。(上の画像)

         

         でまあ、こんな感じでボディは仕上がります。

         実は今回、ちょっとだけコーティングの工程を変更しました。以前は透明層はすべてウレタンクリアーで仕上げていたのですが、塗料自体が高いし、吹き付ける道具のお手入れもものすごく大変です。ここは高耐久ラッカースプレーに大半をまかせて最後の一回に絞った。

         あとウレタンクリアーに艶消し材を混ぜて吹き付けると、とてもマットできれいな表面になるのだけど、その分汚れをひろいやすく、浸み込みやすくなるのでそれもやめた。

         Mr.カラーのクリアー系塗料の耐久性も高まったし、比較的簡単に手に入るので、汚れたら磨く、落ちた分はまたMr.カラーのつや消しクリアーを吹き付ける、それが一番簡単なお手入れのような気がします。

        (但し遊ばずに飾っておくなら、やっぱり艶消しウレタンクリアーの方が絶対に良い、信じられないぐらい塗装面がきれいです)

         

         

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        asumi 7 下地をつくっています

        2020.07.21 Tuesday 09:37
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           自分が最初につくった球体関節人形 asumi のリメイクが少しずつ進行中です。

           前回はボディの造形がほぼ完了したところまでレポートしました。今回は次の下地作りの段階に入ります。

           


           

           ボディラインが整ったとはいえ、表面の状態は一様でなく、まだ少し凸凹も残っている。だからこのまま本塗装に入っても、きれいに仕上がることはありません。

           ということでいったんバラバラにして、下地をつくるところから塗装作業は始まります。

           

           

           

           手、足、肘のパーツはレジンキャストでつくられたものなので、表面に塗料がのりにくく剥がれやすいです。そこでまずは洗剤で離型剤を洗い流し、全体を中目のスポンジやすりでざっと磨く。そして全体にジェッソを塗る。

           こうすると粘土でできた他のパーツと同様に下地塗料がなじむようになります。

           

           

           

           下地塗料はモデリングペーストにリキテックスのアンブリーチドチタニウムとライトポートレートピンクを混ぜて肌色に調整したものです。分量比は目分量で 96:3:1 ぐらいかな? ちょうどMr.カラーのキャラクターフレッシュ No. 111 と同じ色調に整えています。こうすると後でちょっと補修するときにも困らないで済みます。

           

           

           

           だいたい3回ぐらいこの下地塗料を塗ったら布ヤスリで磨きます。この下地塗料はしっかりと磨けるというのが最大のメリットです。3回の塗りと磨きを全体が平坦になるまで繰り返す。話としては簡単ですが、この工程がけっこうしんどいし飽きる。創作というより単純作業の繰り返し、でもここが仕上げの一番のポイントで手は抜けません。

           他の作業と並行して行っているので、この工程だけで2週間ぐらいかな。

           

           

           

           この下地塗料は厚みが出るので、爪とか指関節などの工作は下地作りの最後の段階で行います。この下地塗料はデザインナイフで切削が可能です。

           

           

           

           こちらは上塗り用の塗料を塗ったところです。やっときれいになりました。

           個展まであと1月を切りました。ちょっとこのお人形を展示する背景までは手を出せそうもないけれど、お人形本体は持ってゆくことができるよう完成を急ぎたいと思っています。

           

           

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          asumi 6 ボディの造形が完了しました

          2020.06.26 Friday 13:27
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             自分が15年前に最初につくった粘土製のオリジナル球体関節人形、ayumi のリメイクがやっと一歩前進しました。 

             

             

             盛る削るの一連の作業が終わったところで、今度はボディをいったんバラバラにして個々にラインを整えてゆきます。

             

             

             

             盛るという作業は骨格に沿って行う方が圧倒的にやりやすいです。(上の画像だと縦方向)

             一方で布やすりでの磨きは横方向メインですすめます。同じ縦方向でやってしまうと、凹凸がどうしても残りやすいので。これを知らない頃は磨いても磨いても平坦にならず、苦労してました。

             

             

             

             ボディラインのつながりを確認するために、ときどき隣のパーツと組み合わせてチェックすることも必要です。

             

             

             

             かなり作業がすすんで、全パーツの見直しの3巡目が終わったぐらいです。

             ここで首の後ろにネオジムマグネットを埋め込みました。こうすると鉄でできたものがあればスタンドなしで立たせることができます。

             このほか全身の10ヶ所ほどに鉄製のビスを埋め込んでいて、マグネットのアクセサリーが張り付くように工夫しています。

             

             

             

             4巡目の作業です。もうかなりのレベルでボディラインが整い、あとは細かなキズを埋めたり、凹凸をならしてゆく作業が中心になります。造形的な部分は徐々に小さくなってゆくので作業自体に飽きが来る。ここから先ははっきり言って退屈、つまらない、でも頑張る。

             画像はイージースリップ(現モデリングキャスト)を水で薄めたものを少し含ませたスポンジで全体を拭いているところです。粘土の毛羽立ちがなくなって、細かなキズや凹凸が見えてきます。

             この作業でイージースリップを使うのは自分のオリジナルです。固く絞った雑巾で行うのに比べ、表面が少しだけ強固になります。こういう作業のときだけイージースリップを使うので、買った1本で一生分ありそう。

             

             

             

             確認のため、再度の組み立てを行います。元のボディ表面が残っているのは10%ぐらい、半分は残ると思っていたけどやり始めたら細かなことが気になり始めて、結局こうなってしまいました。

             

             

             予定変更で大きく変わったところは主に関節周りです。極限まで削り込んで、それに合わせてラインをつくってみた。特に肩と膝周辺はこれまでのものより洗練されていると思います。解釈が少し変わりました。

             これから下地づくりがはじまります、ここも長く退屈な作業です。

             何か進展があったらまたレポートします。

             

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