ドール&フィギュアの写真 18 主人公を目立たせるには(その2 シャープとぼかし)

2020.05.19 Tuesday 11:12
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     久しぶりに「ドール&フィギュアの写真」についての記事です。前回はドールと背景の間に効果的な明暗差をつくって主役を引き立たせるという話でしたが、今回はシャープとぼかしをつかって、同じようにお人形を目立たせたいと思います。

     今回もGIMPというフリーの画像処理ソフトを使って解説をしてゆきます。

     

     

     こちらがRAWで撮影し、現像を終えた段階の元画像です。ごく普通の写真ですが、背景がちょっとうるさく、暗い感じなのでこれを修正してゆきます。

     

     

     まずはお人形を目立たせるためにシャープをかけてゆきます。

     

      ツール>選択ツール>自由選択

     

     上の画像は強調したい部分を指定したところです。(あえてモノトーンにして分かりやすくしてあります)

     

      選択>境界をぼかす (縁をぼかす量は300pixぐらい)

      フィルター>強調>シャープ ( 今回は Radius 2.0, Amount 0.50 )

     

     シャープをかける量は状況によって異なります。またかけなければいけないということでもありません。むしろかけ過ぎると不自然になってしまうので注意が必要です。

     

     

     続けて背景の方のぼかしと明度調整を行います。

     

       ツール>選択ツール>領域の反転 (これが上の画像)

       色>トーンカーブ  (今回は暗かった空を明るく調整した)

       フィルター>ぼかし>ガウスぼかし (x、yそれぞれ15ぐらい)

     

     

     仕上がった写真がこれです。背景をぼかしたことでお人形の存在感が増しました。

     ポイントは背景を適度にぼかすこと、必要に応じてお人形にシャープをかけることです。スマホなどで撮影するとどうしても全体にピントが合ってしまうので、ぜひ身に着けたい調整方法です。

     もっとも背景のぼかしってスマホのアプリやカメラの機能としてついているものもあるけど、不自然になることが多いので、自分は基本的に普通に撮影しておいてあとで大きな画面で確認しながら作業をしています。

     

     

     

     次は、この調整に慣れてきたらこういったこともできます、というお話です。

     上は小田急線の写真、全体にピントが合っています。

     

     

     ここで電車の写っている領域を指定、反転、ぼかしとすすめてゆくと、まるでミニチュアやNゲージを撮影したような感じになります。これもよくあるテクニックですね。

     

     

     

     写真ていうのは見えているものが全部しっかり写っちゃうと、だいたいうるさすぎて疲れちゃう。だからいろいろな方法で写したいものだけ残してゆくって作業をしているわけです。

     

     

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    ドール&フィギュアの写真 17 主人公を目立たせるには(明暗差)

    2020.05.09 Saturday 11:59
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       久しぶりに「ドール&フィギュアの写真」についての記事です。今回もGIMPというフリーの画像処理ソフトを使って「主人公を目立たせる」というテーマで話をすすめてゆきたいと思います。

       

       

       こちらがRAWで撮影し、現像を終えた段階の元画像です。

       気になるのはウイッグの乱れ、それからお人形自体が暗く写りすぎているので、この2点を修正したいと思います。

       

       

       最初にウイッグの乱れですが、これは前回と同様、次のような操作を行います。

          ツール>描画ツール>スタンプで描画

        ツール>描画ツール>にじみ


       次に人形自体を明るく修正します。

        ツール>選択ツール>自由選択

       

       上の画像は明るくしようとしている部分を指定したところです。(あえてモノトーンにして分かりやすくしてあります)

       ポイントは明るくしたいところは少し小さめに選択するところです。もしぴったりと選択すると周囲まで明るくなって変な感じになっちゃいます。

        選択>境界をぼかす

       

       縁をぼかす量は300pixぐらいです。

       選択ツールには様々な機能がついていて、これらを使いこなしてゆくのが修正の基本になります。

       

       

       人形部分を少し明るく修正します。

        色>トーンカーブ

       

       続いて背景部分の明るいところを暗めにして、お人形自体が目立つように修正します。

        ツール>選択ツール>領域の反転

        色>トーンカーブ

       

       これらの操作によって、写真のなかでのお人形の存在感が増します。ポイントになるのは主人公の明るさ調整はあくまでも適正値に、そのうえで背景は暗めに調整して、主人公を浮き上がらせるということです。



       

       

       今度は逆光条件での画像です。もともと背景が明るいのでこれを暗くするというのは無理がある。(違和感ありありになる)

       こういうときには全く逆の操作を行います。

       

       

       人形部分を適正な明るさに修正するところまでは同じです。ここから先、背景の明るさを調整します。

        ツール>選択ツール>領域の反転

        色>トーンカーブ

       

       トーンカーブの調整で背景を逆に明るく修正すると、背景そのものの存在感が薄くなって、お人形の存在感が増します。ポイントは主人公の明るさは適正値、そのうえで背景は明るくとばして主人公を目立たせるということです。逆光のときにはこの方法が効果的です。

       

       

       

       ゴールデンウイーク中はさすがに遠出できなかったので、お散歩や料理のほかにも創作活動、画像編集、ブログやHPの更新など、それぞれかなりはかどった感じです。

       気づいたらこのブログも1種間連続で更新していました。(これまでの新記録) そして大して皆さんのお役に立っているとも思えませんが、こんなレアな内容のブログにお付き合いして下さる方が1日に50名ほどもいらっしゃって、ちょっと嬉しい気がしています。

       

       

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      ドール&フィギュアの写真 16 写真の明暗の調整 GIMPを使う

      2020.02.15 Saturday 08:58
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         久しぶりのドール&フィギュアの写真コーナーです。

         今回もGIMPというフリーの画像処理ソフトを使って、おもに部分的な明暗のコントロールについて説明したいと思います。

        (もし今回が初めての来訪でしたら、ドール&フィギュアの写真から入られると分かりやすいかと思います)

         

         

         こちらがRAWで撮影し、現像を終えた段階の元画像です。

         気になるのはウイッグの乱れ、まずはこれをきれいに修正します。

         

         

         

         こちらは前回と同様の操作を行って処理しました。

         

         ツール>描画ツール>スタンプで描画

         ツール>描画ツール>にじみ

         

         顔がちょっと暗く写っているのでこちらを次に修正します。

         

         

         ツール>選択ツール>自由選択

         

         上の画像は明るくしようとしている部分を指定したところです。(あえてモノトーンにして分かりやすくしてあります) ポイントは明るくしたいところは少し小さめに選択するところです。もしぴったりと選択すると周囲まで明るくなって変な感じになっちゃいます。

         

         選択>境界をぼかす

         

         縁をぼかす量は300pixぐらいです。

         選択ツールには様々な機能がついていて、これらを使いこなしてゆくのが修正の基本になります。こればっかりは知識と経験が必要なので、いろいろと試してみて下さい。

         

         

         

         色>トーンカーブ

         

         顔の部分を少し明るく修正しました。

         後ろからあたっている光が美しいので、今度はこれを強調してみようと思います。

         

         

         

         ツール>選択ツール>自由選択

         選択>境界をぼかす

         色>トーンカーブ

         

         顔の明るさを調整したのと同じ手順で肩から頭頂部分に輝きを加えました。ここまでの操作はおおむね10分ほど、ちょっと工夫するだけでこれだけ写真は変わります。

         

         

        sayaka (オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 26cm 2018 )

         

         次回はまたいつになるかわからないけど、色合いの調整をテーマに開設したいと思います。

         

         

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        ドール&フィギュアの写真 15 写真の修正と加工 GIMPを使う

        2020.01.11 Saturday 03:47
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           これまでの撮影講座はおもにカメラの選び方や撮影方法の話でしたが、ここから先は撮影した写真をもっときれいにするとか、インパクトのあるものにするといった類の話になります。

           そのためには何らかの道具が必要なのですが、ここではパソコンで使用されるGIMPという画像処理ソフトを使って説明したいと思います。GIMPはけっこう長い歴史のある画像処理ソフトで、フリーで使用できるものでありながら、有料ソフトウエアに負けない機能を持ち、おそらくはアマチュアの90%ぐらいの人はこれだけで充分に満足できると思います。自分もサイト上にUPする画像から、個展などに持ち込む画像まで、すべてこちらで処理したものを使っています。

           ではいったいどういった機能がついているのか、よく使うものから順に説明してゆきたいと思います。

           但し、ただ読むだけだと分かりにくい部分もありますので、できればGIMPのインストールを完了させ、実際に手持ちの画像を取り込んだ状態で操作していただく方が分かりやすいかと思います。

           

           

           こちらがRAWで撮影し、現像を終えた段階の元画像です。(.jpg)

           気になるのはウイッグの乱れ、まずはこれをきれいに修正します。

           

           

           

           GIMPを起動させ画像をドロップします。

           ここから先、操作方法はいろいろあるのですが、とりあえずメインウインドウに表示されるものだけで解説をしてゆきます。ウイッグの修正ですので、まずはその部分を拡大した方が良いでしょう。

           

           表示>表示倍率50%

           

           

           ツール>描画ツール>スタンプで描画

           

           ctrlを押しながら左クリックすると、まずはその部分が指定されます。この部分をコピーしたいところにポインタを移動させて、更に左クリックするとコピーが完了します。

           そうやって何回か繰り返して髪のあった部分に木目をコピーしたのが上の状態です。

           指定範囲は拡大も縮小も可能です(ツールオプションのウインドウにあり)。また左ボタンを押し続ければ連続してコピーすることもできます。

           

           

           これだけだと画像にスムースなつながりがないので、更に修正を加えます。

           

           ツール>描画ツール>にじみ

           

           これは指でこするようにまわりの色をなじませる機能です。左ボタンを押しながら木目に合わせてポインターを移動させると、こんな感じできれいに髪の乱れがなくなりました。

           

           

           

           ダムの上で撮影しました。奥の方に人影があるのでこれを消しましょう。

           

           

          先ほどの、

           

           ツール>描画ツール>スタンプで描画 および 

           ツール>描画ツール>にじみ

           

          でここまで修正できました。ただ手すりの影があまりきれいになっていないので、ここはぼかしでごまかしてしまいます。

           

           

           ツール>選択ツール>自由選択

           

          ここで左クリックで人のいた部分を囲んでゆきます。

          (この操作をすると囲まれた部分だけが、それ以降変化するようになる)

           

           選択>境界をぼかす

           

          範囲は50px程度、効果の及ぶ範囲がぼやけます  

           

           フィルター>ぼかし>ガウスぼかし

           

          x、yとも15ぐらいにしてOKを押します。そえれが上の状態です。これで違和感がなくなりました。

           

           

           

           余分なものを消すという操作の基本はこんなところかな。数値的なものはその場その場で変わってきますので、いろいろと試してみて下さい。

           修正の基本は「スタンプで描画」「にじみ」「ぼかし」の順で行うのが一番自然です、あとは練習あるのみです。

           

           

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          ドール&フィギュアの写真 14 構図の話その2 光の通り道を意識する。

          2019.12.09 Monday 06:11
          0

             前回は構図を決めるとき、お人形を真ん中に置かないで空間をつくりましょう。基本、お人形の向いている側にその空間をつくると自然です。みたいな話でしたが、あと一つ自分が意識しているのは光の通り抜ける道筋みたいなものかな。

             

             

             

             上の2枚は同じ条件で撮影しているのだけど、自分の好みとしては下の方を選びます。右上に空間があって、光もその方向からやってくる、シンプルでまとまりが良いように思います。

             

             

             

             これはこれで可愛く写っていると思いますが、トリミングするとまた別な作品に仕上がります。

             

             

             逆に光のやってくる側に空間をつくってみました。影のできる側を切り詰めるとポイントが明確になる気がします。最近のカメラは普通に1600万画素ぐらいはあるので、少々トリミングしてもネット上に画像をUPするぐらいの画素数は残ります。

             自分にとってのスタンダードな構図は、まずはお人形の向いている方に空間をつくり、光もそちらから注ぐようにする、そして必要に応じて影のできる側をトリミングするという感じかな。

             ただそれだけだとワンパターンになっちゃうのでいろいろ工夫する。

             

             

             

             今度は逆光の条件での撮影です。

             

             

             横位置にして、あえて影を多く入れてみました。光の通り道が強調されて印象深い画になったかと思います。まあ偉そうに言うほど、写真のことが分かっているわけじゃなく、あくまでも自分の好みとしてはこうしているってレベルかもしれませんが。

             

             


             あと大切なのはたくさん撮影することかな。瞳にピントを合わせることを絶対条件にして、違う光や角度で何枚か撮影すると良いと思います。計算は大切だけど、偶然性っていうのもときにはすごく良い画をつくってくれたりするので。

             このあたりの話はもう少し整理して、準備が整い次第、メインサイト瞳に四角い鰯雲の方にUPしておきます。

             

             

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